場所 〒526-0124滋賀県長浜市早崎町1664
滋賀県にある琵琶湖の中にある島の一つ、竹生島。
両親がツアーで訪れたこともあるこの島に、一度は行ってみたいな~と思っていましたが、何かと忙しく先延ばしになっていました。
ようやく訪れることができ、島の中の宝厳寺を堪能してきました。
そこでここでは、竹生島の【必ず行きたい場所】やプチ情報と注意点をお届けします。
1.竹生島の歴史
2.竹生島の絶対行くべき場所3選
・本堂(日本三大弁財天の一つで、日本最古)
・国宝 唐門
・かわらけ投げ
3.プチ情報と注意点
・乗船前もって予約すべし!
・滞在時間に気を付けるべし!
・生き物たちはそっと見守るべし!
1.竹生島の歴史

竹生島にある宝厳寺は、724年に聖武天皇の夢枕に立った天照皇大神のお告げによって堂塔を開基したのが始まりです。お告げは、「江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立しなさい。そうすれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるでしょう。」というものだったようです。
まず、弁才天像をご本尊として本堂に安置し、翌年には観音堂建立が発案され、その後千手千眼観世音菩薩像が安置されました。
それ以来、天皇の行幸が続き、また伝教大師、弘法大師なども来島、修業されたと伝えられています。
当山は、豊臣秀吉との関係も強く、多くの書状、多くの宝物が寄贈されています。1602年には、太閤の遺命により、秀頼が豊国廟より桃山時代の代表的遺稿である観音堂や唐門などを移築させています。
しかし明治時代に都久夫須麻神社(竹生島神社)が分かれました。古来、現在の神社本殿を当山は本堂とし、本尊大弁才天を安置しておりましたが、明治元年に発布された『神仏分離令』とそれに起因して過激化した「廃仏毀釈」運動の影響を受け、明治4年に当山を廃寺とし神社に改めなさいという命令が下りました。しかし、全国のご信者様の強い要望により廃寺を免れることができ本堂の建物のみを神社に引き渡すこととなりました。
本堂のないままに仮安置の大弁才天でしたが、昭和17年、現在の本堂が再建されました。
2.竹生島に行ったら必ず行きたい場所
引用https://www.chikubushima.jp/precincts/
本堂(日本三大弁財天の一つであり、日本最古)
まず、必ず行ってほしいのは本堂の弁才天様のところ。弁才天とはもともとヒンドゥー教のサラスヴァティーという女神がルーツで、今では日本の七福神の一人として広く信仰されています。水に関する神様と考えられていますが、学問や音楽などの芸能をつかさどる神様としても親しまれています。また、『弁才天』は日本に渡ってきた後に財運の神様としての側面も付け加えられたため、『弁財天』と表記されるようになりました。
実は…
2024年5月18日~27日の間、開創1300年を記念してご本尊の秘仏を特別に御開帳していました。
たまたま!本当にたまたま!
竹生島を訪れたのが5月25日だったので、この秘仏を目の前で観ることができました。まさに幸運の神様!
別途拝観料(1000円)を納めて、特別授与品として赤い数珠をいただき、いざ秘仏とご対面。
はぁ~素敵。いつまでも見ていられる。周りを取り囲むたくさんの仏像も直接見ることができ、感激しました。
中では案内してくださる方々がとても丁寧にいろいろと教えてくださいました。
今回の御開帳は1300年記念でしたが、60年に一度秘仏を直接見ることができるようで、
次は【2037年】だそうです。
来年、地球がまだ存続していれば、見ることができるかもしれませんね!
国宝 唐門
次に行ってほしいのは、【国宝 唐門】です。
この唐門は豊臣秀吉を祀っていた豊国神社の『極楽門』を最終的に竹生島宝厳寺に移築したものであり、国宝に指定されています。
ちなみに、唐門を通り千手千眼観世音菩薩を納めた観音堂を通って都久夫須麻神社に続く舟廊下は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に使った船を使っているそうです。ロマンがありますよね~
厄除けかわらけ投げ
最後は、琵琶湖をのぞむ岸壁の上に立っている石鳥井に向かって投げる【厄除け かわらけ投げ】です。
観音堂を背にして階段を下りていくと、【八大竜王拝所】が見えます。
この中で2枚400円の小さな皿のようなものをいただきます。
この皿に『心願成就』や『家内安全』などのお願い事を書き、自分の名前を書いて準備完了。
奥に行くと、岩の上にそびえたつ石鳥井があります。その鳥居の間を、この皿が通れば願いが叶うという、いわば願掛けをすることができます。
建物から鳥居までの距離が割とあり、湖風の影響もあってか全く届きませんでした。
25年ソフトボールをやっていても、関係ありませんでした。笑
鳥居の周りにはたくさんの皿が落ちていて、年に一度掃除とかするのかな~きれいにしたら喜ぶだろうな~と思ったり。
かわらけ投げの横には白巳大神様がお祀りされていました。弁才天の化身・遣いとされており、特に白蛇は財運や幸福をもたらすとされています。こちらにも、しっかりと手を合わせました。
3.プチ情報と注意点
竹生島へは、今津港と長浜港の2か所から船が出ています。
BUZZは土曜日に長浜港から乗船したのですが、出航30分以上前に打擲したにもかかわらず大混雑。しかもほとんどのお客さんが前もって【予約】をされていたようで、受付ですいすいチケットを買われていました。
一方BUZZは、当日特別拝観をやっていることすら下調べしないズボラさん。
チケットを買おうと思って列に並んだら、受付の方に『整理券もらってきて』と言われてしまいました。
『整理券…?どこでもらうやつ?』
どうやら入口で車の整理をしているおじさんが整理券をもっているらしく、その人に声をかけて整理券をもらってから受付の列に並ばなければならないみたいでした。
ややこい。
個人で竹生島へ行かれる方(ツアーなどはガイドさんが全てやってくれていました)は、乗船前に焦ることがないように、ご予約をおススメします。
ちなみに乗船時間は35分程度ですが、混雑しているときは早めに並び始めた方がいいです。船自体そんなに大きいわけではないので、相席・屋外があり得ます。35分間、立ちっぱなしも大変なので、早めに並び始めて席を確保した方がいいかと思います。
乗船ポイント・ルート
引用 https://www.biwakokisen.co.jp/cruise/chikubu/
乗船の詳細はクルーズの流れ |竹生島クルーズ|琵琶湖汽船 – びわ湖クルーズ (biwakokisen.co.jp)へ。
船で移動する関係上、竹生島に滞在できる時間が限られます。
例えば、長浜港を8:50に出発し、竹生島に9:25到着の船に乗ったとします。
次の迎えの船は10:55なので滞在時間は【90分】です。
かわらを投げたり、御開帳があったりすると、90分では足りない可能性がありますので、どの船で帰るかをあらかじめ決めておきましょう。
ちなみに、本堂前で御朱印を書いていただけますが、ここが長蛇の列でした。秘仏御開帳の影響もあるかとは思いますが、御朱印をいただく予定なら、船を一本見送ってもいいかもしれません。
陸続きでない分、行き返りの予定もしっかりと立てておくことをおススメします。
竹生島にはたくさんの昆虫や動植物が、自然とともにのびのびと生活しています。
びっくりするほど大きなゲジやカナヘビを見ることができました。人間の手が大きく加わっておらず、安心して生活しているのだと思います。
神聖な島での生き物の殺生や持ち帰りは、絶対にやめておきましょう。
港にはお土産屋さんや飲食店もたくさんあります。
みなさんもぜひ一度、ロマンあふれる竹生島へ行って歴史や自然を堪能してみてください!
おわり
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