こんにちは!BUZZです。
今回のお話は、5年前にBUZZが住んでいたアパートで起きた、怖ーい体験談。
当時、3階建ての新築アパートに住んでいました。
玄関はみんな1階にあるので、2階や3階の人は玄関に入るとすぐに階段がある構造になっています。
私は1階に住んでいたので、玄関を開けるとすぐにキッチンやリビングがある、ごく普通の部屋でした。(もちろん、ペット可の物件です=^_^=)
ある日の夜中、どの部屋も寝静まった頃でした。
「おぎゃーおぎゃーぎぃゃーーーーーーーー!」
赤ちゃんのものすごい泣き声がして、飛び起きました。
明らかに真上から声がします。
「え?泣き方がやばい…」
一瞬でいやーな想像が駆け抜けました。
(……虐待?)
ひとまず様子を伺うことにしました。
時計を見ると夜中の1時を回ったところでした。
「おぎゃーおぎゃー」
「トントントントントン」
泣き声とともに、大人の足音がしました。
(あー、夜泣きで親があやしてんのか…大変やなぁ)
泣き方があまりにも激しかったので、一瞬ドキッとしましたが、
しばらく足音と泣き声が続いたので、どの家でもある夜泣きで大変だなと思い、
私も明日に備えて寝ようとした、
その時。
「おぎゃーおぎゃー」
「トントントントン…………」
「ドーーーーーーン!」
何かが地面に、ものすごい勢いで落ちる(叩きつける?)ような音がしました。
部屋が揺れるほどの振動です。
その後すぐに
「ギャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ガラスが割れるんじゃないかと思うような、赤ちゃんの叫び声。
「トントントン…ガチャ…」
(シーーーーーーーン)
玄関を出て、赤ちゃんを連れて外に出たようです。
どこかの部屋から響いてきた音や振動ではなく、明らかに真上の天井が揺れていました。
足音も、今どこを歩いているのか分かるくらい鮮明に聞こえ、赤ちゃんがどこで泣いているかも分かりました。
(2階って…確か…)
上の階には、赤ちゃんがいるご夫婦が住んでおられて、可愛いワンちゃんもいました。
面識もあり、挨拶を交わしたりワンちゃんを触ったりしている仲です。
(今まであんなに泣いてんの、聞いたことないな…)
子育てって大変…と思いながら、まくらでぐっすり寝ている猫のお尻に顔をうずめて、もうひと眠りしました。
翌朝、昨夜のことなんかすっかり忘れて仕事に行くため駐車場に向かいました。
私の車が停まっている、ちょうど真後ろに私の部屋の窓がありました。
ふと、
何気なく、
自分の部屋の、上の階の窓を見ました。
カーテンがかかっていません。
電気がついていません。
そもそも、電気が設置されておらず、むき出しの丸い突起が見えています。
え?
2階、誰も住んでないの?
昨日の足音は?
赤ちゃんの声は?
あのドーンっていう振動は?
ここ、新築やんな?事故物件じゃないよな?
確実に真上から声や足音が聞こえていました。
でも、誰も住んでいません。
一気に鳥肌が立ち、
見て見ぬふりをして車に乗り込みました。
後でわかるのですが、上の階に住んでいると思っていたご家族は、
隣の2階に住んでおられたようです。
また、犬の足音が
壁際の2階からしてきていました。
明らかに隣の部屋の2階だと分かります。
あの日の赤ちゃんの泣き声。
何かを地面に叩きつけるような音。
そして叫び声。
あれは、いったいどこから聞こえてきたのか。
今となっては、もう知るすべもありません。
あなたのお家のお隣は、誰が住んでいますか?
一度、ご確認ください。
毎朝、お隣さんと挨拶を交わしていたはずなのに
実は、隣には誰も住んでいないことだってあるかもしれません。

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