【実話心霊体験談】日常怪談 第10話 ~ピンポン~

実話心霊体験談

こんにちは!BUZZです。

今回はBUZZが高校生の時にご近所で起きた、とっても不思議なお話。

これは今から約20年前の出来事です。

その頃BUZZは高校生で、部活動の合宿で2~3日家を空けていました。

合宿から帰ってきて、家に置いていた携帯電話のメールをチェックをすると

夜中の2時頃に、家の向かいに住む友達から2日前の夜中にメールが入っていました。

「こんな時間にごめん!うちの家の前に誰かいる?」

(え?!こわ!2時やで?不審者かな?!)

何があったのか、その後どうなったのか、まったく事情が分からないので、BUZZの家族に聞いてみることにしました。以下、2日前の夜中にあった出来事です。

その日の夜、向かいのお家のインターホンが鳴ったそうです。

「ピーンポーン」

「ピーンポーン」

2階で寝ていたBUZZの友達とそのお母さんが、インターホンの音に気付いて1階に降りたそうです。

インターホンの画面を見ると、

「ザーーーーー」

砂嵐。

時間は夜中の2時。

こんな時間にインターホンが鳴るのはおかしい!ということで、BUZZの家に電話をしたそうです。

ウチは向かいの家の門が見える場所に位置しているので、インターホンの前に誰かが立っていると見えるはず。

窓から向かいの家を見てみると

誰もいません。

ただ、その家の20m程先にある道路の真ん中に、黒猫が1匹こちらを向いて座っていたそうです。

誰もいないことを伝え、みんなで不思議だなーなんて話していました。

そのタイミングで友達は直接BUZZにもメールで連絡をしてきていたようでした。

その次の日。

うちのインターホンが鳴りました。

相手は、昨日とは別のご近所さんでした。

「昨日の夜中に、○○さんのお家のおばあさんが亡くなったそうです。」

ご近所の方からお知らせがありました。

その話を聞きながら、母は鳥肌が止まらなかったそうです。

そのお宅のおばあさんが亡くなったのが、昨夜の2時頃だそうです。

(昨日のピンポンが聞こえた時間と同じ時間…)

そのお宅は、数年前に息子さん夫婦が引っ越して来られて、おばあさんは数回ほどそのお家に行ったことがあったそうです。

そのお宅から2軒隣が、友達の家。

夜な夜な、ご自分の息子さんのお家を探されていたのでしょうか。

でも数回しか行ったことのない家が分からず、困っていたのかもしれません。

なんとなくこの辺りだったと思うけど…

ピンポーン。

おばあさん。

もうちょっと。

あと2軒先です。

無事に息子さんのお家にたどり着けていたらいいな、と思いました。

この世から肉体がなくなっても

なお、会いたいと想う。

きっと、みんなそうでしょう。

静かに見守ってあげたいですね。

おわり

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