【実話心霊体験談】あれなに 第7話 ~お父さん~

実話心霊体験談

こんにちは!BUZZです。

今回はBUZZが日常生活の中で体験した、今考えても「あれ何やったんやろ?」と不思議になる【あれなに怪談】です。

あれは、ある夏の出来事でした。

毎年夏のお盆前になると、父方の田舎に帰省することが昔から我が家の習慣でした。

その習慣は大人になってからも継続し、姉妹それぞれが家庭を持ってからも、一族全員で帰省するようになりました。

田舎は離島にあり、島の周りは大海原なので、釣り人の聖地として有名な場所でした。

その年も、BUZZ両親と姉妹の家族合わせて、総勢十数名が一気に田舎へ大移動しました。

田舎の家に着くと、早朝の出発やフェリーでの長旅に疲れてひと眠り……

したいところですが、子どもたちが「海にいこー!」となるので、準備をして海水浴場へ。

毎年約1週間ほどの滞在ですが、毎日海に行ったり釣りをしたりして大人も子供もクタクタになりながら楽しく過ごしています。

そんな中、BUZZはみんなが寝静まった明け方に、一人起きて釣りへ行きます。

父が帰省しているときは、早く起きた方がもう一人を起こして釣りへ行くようにしていました。

ただ、昼間に思い切り遊び、夜はご飯や洗濯に追われ、眠りにつくのが夜中の1時や2時です。そこからひと眠りして、早朝5時頃には釣りに出かけるために設定したアラームが鳴ります。

初日、二日目は釣りがしたい気持ちが勝って、クタクタながらもなんとか起きていましたが、三日目以降は体がもちませんでした。笑

その日、少し外が明るくなり始めた頃、アラームが鳴って、

(起きなければ…でも眠い。釣りより眠気が勝っている…無理や今日はもう寝ちゃおう…)

と、眠気に負けた瞬間

「トントントン」

リビングからみんなが寝ている和室につながる廊下を、誰かが歩いてきます。

その時、そういえばその夜はリビングのソファーで父が寝ていたことを思い出しました。

そのままソファーで寝てしまい、今目が覚めたからBUZZを起こしに来たんだなと直感で思いましたが、こちらは眠気が勝っています。

「トントントン」

「スッ」

襖が開き、和室の中を覗いているような気配。

「スッ」

襖が締まりました。

(あー、寝ているBUZZを見て、今日はやめとこうと思ったのかな…あかん。眠い。寝よ。)

朝になって、家族のみんながゾロゾロと起き始めてきたころ、BUZZも目が覚めて朝方のことを父に話しました。

B「朝ごめん!起こしに来てくれたのに寝てしまったわー」

父「え?起こしに行ってないよ?お父さんも今起きてん。」

B「いやいや!襖開けて、中見てからゆっくり襖閉めたやん」と言ったところで、あることに気がつきました。

(リビングに帰るときの足音、したっけ?)

いまだに、あの時の足音や襖を開けた人が誰だったのかは、わかりません。

ただ、襖があいたとき、なんとなく起きていたのにあえて目を開けて襖の方を見ようとは思いませんでした。

もしかしたら、ご先祖様が「これは見なくていいものだ」ということで、あえてBUZZに見せなかったのかな~なんて考えたりもしました。

それからも毎年田舎には帰っていますが、このような現象はあれっきり起きていません。

みなさんの田舎やお家では、どんな現象が起きますか?

起きていないと思っているだけで、実は身近に「人でない何か」は存在しているのかもしれませんね。

おわり

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